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宇宙船サジタリウス2クール目の感想です。
過去感想
以下、Xのポストから加筆訂正してまとめていきます。
第2篇・スイード編
第14話 未知の星の王女パルバラ姫
地球に帰るヒマすらなく流れるように次のエピソードへ。
戦争協力なんてまっぴらごめん、戦争を止めるスイードとは最終兵器なのか?と疑いつつも、健気な少女にほだされてしまうラナがまた魅力的。
様子のおかしいシビップも気になるw
第15話 逃げたらあかん! 魔王のワナだ
脱獄→流星群突破→宇宙のサルガッソーにつかまり宇宙アメーバに襲われる、というスペオペの王道のような、一難去ってまた一難が楽しいドタバタ回。
ジラフ、しばらくステージから退場かと思ったらお早い復帰でw
第16話 花に酔ったらおしまいよ
200万人を救うためなら4人を切り捨てなければいけない。為政者たるもの本質は実際そうだと思うけど、むしり捨てた雑草は根っこで花々に繋がってて全部が枯れ果てるという夢がとても象徴的。
考えさせてくれます。
第17話 ナント! もうひとりの僕が…君がいる
クローン植物のせいで二人ずつに増えちゃったラナ、ジラフ、アン教授。
疑心暗鬼のパニック劇が面白いのだけど、まさかこんなにもアツい友情回になるなんて思いもしなかった。
本物を見抜くトンチが問われるのではなく、友情を再確認するイベントというのがアツくて素晴らしかった。
第18話 森が泣く! 地面が血を流す
最終兵器スイードに到達する回。
流れの必然性を説明する気があまりないちょっと不思議な夢の中のような冒険だった。
200万人を救うために4人を見殺しにしようとしてた王女も、やはりその手で人を殺めることにはさすがに抵抗があるのだ。
第19話 最終兵器スイードの謎
ベンセレム編、みごとな大団円!
人は誰しも悪い心、弱い心を持つけれど、良い心だってどこかにある。
だから皆で助け合う!
最終兵器の力で大統領が改心する前に、将軍のことを皆で改心させていたのがとても効いている。
人には希望があるのだ!
第3篇・ザザー星編
第20話 肉がなくてもラザニアは最高の味
経済的な苦境の中、夫を宇宙という夢に向かって押し出してくれる妻たちのありがたさよ。
子供たちも健気すぎて泣けて来る。
妻たちの内心の複雑さにもちゃ~んと触れてて良いな。
作品の時代背景的には今よりも単身赴任や海外出張がバリバリの時代だったはずですね。
第21話 子供を返せ! 恋人に逢いたい
騙されてまたも戦争に巻き込まれてしまったサジタリウス号の面々。
お人よしにも協力しようとする仲間たちに反対するラナのリアリストっぷりに共感してしまう。
あれだけ地球の家族たちを描かれちゃうと余計にそらそうよ。
第22話 えっ! ルルとジラフは傘マーク
これまたイイ話だった!
結婚を間近に控えたジラフの心移りをコミカルに描きつつ、最後はちゃんといいところを見せてくれて、むしろジーンとさせられちゃった。
浮気相手も悪意があるんじゃなくて全部戦争が悪いんでしょう。
第23話 美女になったラナ子さん
女装とウソのドタバタコミカル回かと思いきや、最後のピカソンの絵に思いきり泣かされた。これまた名作回だ。
悲惨な内戦を舞台に登場した画家ピカソン。名前的に後に名画ゲルニカが誕生するのだろうかとか想像させられちゃいます。
第24話 死んだフリして死んだラナ!?
ここ数話、最高の脚本が連続してる。
臆病風に吹かれたラナが偶発事故を利用し、死んだフリをして仲間を見捨ててしまう。
そんなラナを理解して置いてゆくトッピー。
ラナとトッピーの二つの「死んだフリ」にかけた友情の絆がたまらない。
美しすぎるでしょ~。
第25話 銃声に消えた幻のトランペット
敵に情がうつってしまった少年スパイの苦悩。
たった2シーンで情をうつしてしまうコンパクトなドラマ作りが非常にうまくて参考になる。
こういうのってほんっと難しい。
第26話 最終兵器に勝った武器
2クール目クライマックスも最高の名作回!
敵軍兵士たちがつぎつぎと銃を捨てるドラマが陳腐な絵空事にならず、そうだよな!そうなるよな!っていう強い説得力をもって怒涛の感動となる凄すぎる脚本と演出の力! すばらしいの一言!
(つづく)