
ヤマトよ永遠にの次は、TVシリーズのヤマトIIIへ。
前回の感想
あらすじ
23世紀初頭、銀河中心宙域ではガルマン・ガミラス帝国とボラー連邦による、星間戦争が勃発していた。ある時、太陽系外郭にてボラーと交戦していたガルマン・ガミラス艦隊の誤射した惑星破壊ミサイルが太陽に命中、太陽内部の核融合の異常増進を引き起こしてしまう。そして、この影響により、1年たらずで地球は人の住めない灼熱の惑星となることが予測される。この人類最大の危機に際し、地球防衛軍司令部は、宇宙戦艦ヤマトに、人類が移住可能な惑星の探索を命じる。だが、旅だったヤマトは、間もなく2大星間国家の戦乱に巻き込まれることとなる……。
感想
2作続いた劇場版の次は、TVシリーズとしては最終作となる3。
wikiによると『全52話での放送が予定されていたが、視聴率が15.4%程度と低迷したため[注 1]、放送期間が半年2クールに短縮される。』とのこと。視聴率15.4%で低迷扱いって、今だったらとんでもない高視聴率なんですが、すごい時代だったんですね!
ではさっそく……
第1話
宇宙人同士の戦争の流れ弾で太陽がヤバイ! とばっちりもいいところ! 何たる迷惑か!
一方ヤマトは昭和らしい拳と拳の体育会系コミュニケーションがアツい。
リメイク版だとこの拳と拳はどうなってるのかな。
第2話
太陽異常活動による電波障害で巻き起こされる様々な大事故。
コウモリやネズミの大群が街を暴走して交通事故が起きたり、回路をやられた飛行機が落ちたりと、パニック映画の冒頭部分のような緊迫感。
ヤマトの回路は大丈夫なのかな?
まぁ2でテレサアタックにやられまくったヤマトだけに、こんなこともあろうかと真田さんが耐電波システムを作ってるかなw
第3話
新天地探索ならヤマトだけじゃなく出せるだけの船を出すべきじゃ?と思ってたら、なるほど秘密の任務だったのねと。
相原、またもお当番回。相原・太田・南部のブリッジ男子三人衆のなかではどうも相原ばかりがスポット浴びますねw
第4話
デスラーお前だったのか!
滅びかけていたガミラス星人たちが景気よく復活できたようで嬉しいけども、これはまたいずれヤマトと衝突する流れだろうか。
あとデスラー、失敗した配下を許せる度量を手に入れていて、器が大きくなったんですね。そんなところも嬉しくなる。
第5話
地球の領空を出るまで停戦。出た瞬間に撃ち合い始め。
敵味方がごっちゃになって領空の境界線まで一緒に進むドキドキ感は、初代ガンダムのサイド6で見たヤツだ。
ラジェンドラ号船長が好人物すぎて、すぐ死にそうオーラが強いな~。
第6話
出航したばかりで早くもボロボロのヤマト。やっぱりヤマトはダメージ表現がすごくいい。
しかし、新兵たちも含め、ずいぶんな犠牲者が出てしまったものだ。
佐渡先生のコップからこぼしてしまう酒にあらわれる、抑制された感情表現がたまらない。
第7話
古代と島の、ちょっとこじれたように見えても自分たち同士で反省し、素直に認めあい、あたたかくスカッと解決できる関係性がよい。
それにしてもバーナード星からαケンタウリ星まで届き、かつ正確にヤマトを狙えるミサイルってすごいな!
第8話
バーナード星で開拓者と遭遇。これ、ヤマト内で数日後に感染爆発する奴じゃない?
新反射衛星砲はテーマ曲がめっちゃカッコイイ。
第9話
バーナード星で新反射砲との戦い。
しかしミラーが小型機に変更されただけで特に工夫も見られず、ヤマトのピンチ度や攻防のハラハラ度は初代反射砲のほうが上回ったかな~という印象。
それだけヤマト側が強くなったということなのかも
第10話
ダゴン空母艦隊との戦い前半。
オートメーション化された新型空母のシステムが面白い。
ヤマト艦載機の補給ももっと頑張って。真田さんならできる!
あと「宇宙気流」ってロマンよね~。
海洋冒険モノにおける難所越えや、悪天候に巻き込まれるイベントを宇宙でも味わえる面白さ。
近年のリアル寄りのSFではほぼなくなってるけども、こういうのはスペオペTRPGでどんどん真似していきたいと思いました。
第11話
ダゴン将軍との決着。
ここまでヤマトシリーズで意外となかったブラックホールの恐怖。
牽引ビームでヤマトを引っ張りつつ、ブラックホールの重力でヤマトの砲撃対策もできるという、ちょっと強引かもだけど絵面が面白ければそれでいいじゃないかってかんじの精神がいっそすがすがしい。
第12話
ボラー連邦のバース星に到着。
デスラーと戦ってるボラー連邦は地球の味方なのか?と思ったら、こっちも侵略者かい。
しかも囚人が脱走してヤマトの機関室を占拠って。
敵の敵の敵までが敵という面白すぎる構図。
第13話
ボラー連邦首相ベムラーゼ登場。
話のまったく通じない悪の征服者っぷりがいっそ気持ちいい。これまで出て来た敵の方がなんぼか話が通じると思わせるくらい。
最近部下の失敗にだいぶ寛大にかつ理性的になってきたデスラーも、シャルバート教に対しては非常に厳しい対処。
忠誠心には寛大さで応えるが、忠誠を揺るがす異教は絶対許さないといったところか。
第14話
2199で観た次元潜航艦との戦いがIIIでようやく出てきました。2199は物凄い前倒し実装だったんですね。
謎解きと戦いの緊迫感がとてもよい。
絵がよく動くし、影も濃い目、味のある芝居や誇張の効いたアクション描写がルパン三世を思わせるんだけど気のせいかな?
作画スタッフにルパン関係者がいるのかな?
第15話
倒れた古代の代わりに頑張る土門。
ヤマトが敗北し、病床の古代の前で泣く土門を「どんな状況になっても諦めてはならん」と導く古代。
1のころに沖田艦長に導かれた古代をリフレインするかのようなドラマは、ヤマトの未来におとずれる「世代交代」を予期させる。
第16話
ガルマン・ガミラス本星にご招待。
なるほどデスラーの新しいガルマン帝国は拡大侵略路線に見えて、じつはそうじゃなく、ボラー連邦からの解放戦争をしていたということかな?
ただまぁデスラーの心がそうでも家臣団もそうであるかは別よね。おもいきり地球侵略しようとしてたもんね。
第17話
ボラーのワープミサイルの猛威!
今回は防ぎ切っても今後も続けて同じことをやられたらたまったものじゃない。
早急にワープ妨害技術か、少なくともワープを探知するワープレーダー的なものを開発する必要性あるなー。
第18話
太陽沈静化作戦失敗!
「人間が恒星を自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」ということか。
自然や大宇宙は破壊することは簡単だが、再生したり制御したりすることは人知の及ぶことではないという、ヤマトらしい哲学を感じる。
第19話
シャルバート教信者の巡礼者たちと遭遇。
ガルマン・ガミラスがドイツで、ボラー連邦がソ連だとすれば、シャルバート信者らはユダヤ人かな?
とすると地球を失う地球人は『日本沈没』後の日本人たちみたいにも思えて来るなー。
第20話
地球そっくりの惑星ファンタム発見! しかしそこは人それぞれに大切なものの幻を見せる星?
これは人をダメにする星だなぁw
第21話
惑星ファンタムの謎解明回。惑星そのものが生命だった?
実はこれが惑星シャルバートだったりするのかな?とか思ったけど、ちがうのかな。
しかしここへきて摩訶不思議な惑星探検とは、999みたいなエピソードだ。
第22話
ヤマト恒例となる異星人美女枠ようやく登場。潘恵子さんじゃないか!
ロマンスの予感。
ボラー連邦から発進した艦隊の数がもの凄い。これまでの比じゃない大艦隊の気持ちのいいインフレっぷりよ。次の戦いに期待が高まります。
ガミラスは、デスラーは味方でもやはり将兵まではそうじゃないよねという納得感。
第23話
スカラゲック海峡星団の三つ巴の戦い。
最終的にヤマトの味方となって特攻したガルマン艦隊司令がいいな~。
心から献身的に味方になるんじゃなくて、直前までむしろヤマトと戦う気マンマンだったし、ガルマン軍人としての誇りと意地とエゴ剥き出しというのがとてもいい。
かっこいい人だった。
第24話
ついに発見シャルバート星。
移住先は結局見つからなかったけど、太陽をもとに戻す不思議砲をゲットだぜ!
戦うくらいなら滅びたほうがマシとか、シャルバートの長はそれでよくっても、子供たちとか可哀想じゃんって思っちゃう。ヤマトはヤマトでこの星からの移住希望者を募ったほうがよいのでは?
第25話(最終回)
ついに最終回!
ヤマトが太陽を撃つ横にデスラーとベムラーゼの大決戦が華を添える。
クライマックスに相応しい熾烈な攻防よ。
しかし揚羽と土門、いずれヤマト第二世代の期待の星と予感させておいて、まさかの超展開!
正直この二人の運命が一番驚いちゃったかも。
まとめ
話数短縮の影響か、多くのキャラのドラマを描き切れなかった感があるのがだいぶ残念でした。
せっかく序盤で描いた相原の恋愛劇も回収しきれず終わった感じなのが心残り。αケンタウリで喧嘩騒ぎを起こした新メンバーたちも不完全燃焼だったかも。
当たり前のことですが、予定通り1年シリーズが続いてたらもっとたくさんのことができたんでしょうね。
今回は協力し合えたデスラーとまた対決するなんて超展開があったかも?
またテレビシリーズも3作目となると全体的にややパワーダウンを感じないでもなかった感触です。
なんとなくのイメージですが、バトル面でもストーリー面でも、これまでの作品をあまり超えることがなかったような、ちょっとした物足りなさも感じたのが正直なところでした。
特に、第1作と同じような反射砲を使ったあたりでそう感じたかもしれません。第1作と同じ要素を使うなら、さらに大きなスケールのアイデアが欲しかったかも。
とはいえ第1作では若く失敗も多かった古代が、今や新人を教え導く先達としても貫禄が出てきたり、古代と島のどこか円熟味を感じる友情ドラマが見られたり、古代たちの成長がたくさん見られたところは大いに見所でした。
デスラーとの協力関係を結びながら、無批判で受け入れるわけではない古代の緊張感、譲れない部分は譲れないっていうところもよかったです。
おしむらくはやっぱり、将来有望な揚羽と土門が死んでしまったことだなぁ。
ほんとはこの二人、ヤマトの新世代として、ゆくゆくは古代の次の艦長としてヤマトを受け継いでゆく予定だったんじゃないのかなぁ。それが2クールで打ち切りと決定し、次の劇場版で完結すると決まり、コンセプトを変更してしまったのではないかなとか邪推してしまいます。
ともあれいよいよ次でヤマトシリーズ完結編。
ヤマトと古代たちにどんな最後の旅が待っているのでしょう。
(2025年5月9日~6月3日のポストより大幅加筆修正)
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